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フランソワ カリヨン シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ レ マシュレル 2018 750ml

フランソワ カリヨン シャサーニュ モンラッシェ プルミエ クリュ レ マシュレル 2018 750ml

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ついに独立を果たした

ピュリニー・モンラッシェの15代目

 

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ついに独立を果たした

ピュリニー・モンラッシェの15代目

 

フランソワ カリヨン


ルイ・カリヨンといえば、ルフレーヴやソゼと並ぶピュリニー・モンラッシェ屈指の造り手。ブドウ栽培農家としての歴史は1632年まで遡るという、由緒正しき家柄である。
先代ルイの引退に伴い、2010年にドメーヌは兄弟ふたりの間で分割され、次男のフランソワが起こしたドメーヌがフランソワ・カリヨン。
ワインを寝かせておくカーヴは曽祖父が使っていたもので、1520年に掘られたカーヴだ。

1988年から父を手伝い、醸造を担当する兄ジャックの傍ら、おもにブドウ栽培に専念していたフランソワは、次第にビオロジック栽培へと傾倒。現在、自身のドメーヌのブドウ畑では除草剤を一切使用せず、トラクター、また場所によっては馬を使って土を鋤き返している。

当然ながらドメーヌのポートフォリオはピュリニー・モンラッシェが中心であり、1級にはコンベット、ペリエール、シャン・ガン、ルフェール、フォラティエールを所有。
ルイ・カリヨン時代の特級畑ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェは兄のジャックに譲り、新たにわずか1ウーヴレ(4a)ながらシュヴァリエ・モンラッシェを取得した。
また、隣接するシャサーニュ・モンラッシェやサントーバンにも畑を所有するほか、コート・シャロネーズのメルキュレイもラインナップする。
合計6.5haの所有畑はブルゴーニュでは標準的な規模だが、3ha近くを村名ピュリニー・モンラッシェが占め(スタンダードな村名ピュリニーのほか、樹齢45〜50年の単一区画ものとして”アンセニエール”がある)、その他のクリマはどれも数アールから大きくても0.5ha止まり。クリマごとに入念な醸造が可能となる。

赤ワインも少量造ってはいるものの、ドメーヌの真骨頂はやはり白ワイン。村名以下はステンレスタンクで発酵後、小樽熟成を施し、一級以上は小樽発酵・小樽熟成だ。いずれの場合でも酵母は添加せず、自生酵母による自然発酵を待ち、4週間から6週間をかけてゆっくりと発酵させる。その後のマロラクティック発酵もスターターを加えないため、乳酸菌の働き次第。年によっては気まぐれで起きないこともあるという。
クリマごとに新樽率は異なり、ピュリニー・モンラッシェの1級で25%、村名やサントーバン1級で10%前後。樽熟成期間は12ヶ月に留め、その後、ステンレスタンクに移して6ヶ月の熟成を続ける。澱との接触は長めにしつつ、樽香は抑えるという、バランスを重視した熟成法だ。

こうして出来上がるフランソワ・カリヨンの白ワインは、白い花や柑橘系の果実を思い起こさせるデリケートな風味。口に含むと生き生きとした酸とピュアなミネラル感が広がり、ピュリニーの造り手らしく、曲がったところのないとてもストレートな印象を受ける。
また新たな伝説をピュリニー・モンラッシェにもたらしそうな、有望なドメーヌの登場である。

ドメーヌ・フランソワ・カリヨンは、遺産相続の関係でドメーヌ名を息子ポールに変更し、所有畑もワイン造りも変わらず、ドメーヌ・ポール・カリヨンとして、2014ヴィンテージからスタートさせています。

 

 

サン・トーバンに続くシャサーニュの北側斜面に位置し、村の集落と1級畑シュヌヴォットの挟まれたプルミエクリュ

 

黄色い柑橘類や黄桃などのリッチで滑らかな果実に心地よいトースト香。細かな酸・ミネラルがちりばめられた柔らかな味わいが心地よい。


商品使用・スペック

生産者フランソワ カリヨンブドウ品種シャルドネ
原産国フランスヴィンテージ2018
生産地方ブルゴーニュ地方容量750ml
生産地域シャサーニュ・モンラッシェ
格付名プルミエ・クリュタイプ辛口

 

ポイント: 148pt